ドームふじだより No. 10
−顕微鏡撮影−


 雪の研究をしている亀田貴雄隊員です。この場所は越冬開始の時に全員が集合して写真撮影をした基地の入口を入ったところです。ここから手前に階段を下りて基地に入ります。雪は暖かいところでは融けてしまうので、暖房のない、外気温と同じここを研究の場所に選びました。この日の気温はついに-50℃を下回りました。吐いた息がかかると眼鏡やレンズが凍りついてしまうので、顕微鏡は息をひそめて覗きます。ドーム基地は標高が高く、酸素濃度が低いので、息をひそめるのも結構苦しいことです。


顕微鏡で雪の結晶を撮影中の亀田隊員

ドームふじだより No. 11
−放射計設置−


 放射計を設置する藤田耕史隊員です。遠くに基地が見えています。生活の影響を受けないように基地から離れたところに設置しました。このときの気温は-45℃、厚い手袋をしていると細かい作業がしにくいので、薄い手袋でしていますが、今度は寒さとの戦いです。


放射計設置中の藤田隊員

ドームふじだより No. 12
−中野隊員誕生会−


 2月21日は中野啓隊員の誕生日です。最低気温が-50℃を超えたことも合わせ、一足先に誕生会を開きました。この日は自称「フランス人メイド」、金髪女性?も登場しました。この日のご馳走は、中野隊員の希望を聞き、調理担当高橋暁隊員がコンロまで手作りの本格的炭火焼き鳥屋を開店、舌鼓を打ちつつ夜遅くまで大いに盛り上がりました。


本日の主役と焼き鳥を焼く高橋隊員


フランス人メイドもお祝いに駆けつけました