研究紹介
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ヒマラヤの氷河変動

 ヒマラヤにおける氷河変動の実態について、1970年代からの断続的な観測によって、世界の他の地域の氷河と比較して、ヒマラヤの氷河が急速に縮小していることを明らかにしました。最近、2000年以降の変化を把握するためのプロジェクトを進めています。 詳細はこちらへ。

氷河湖拡大メカニズム
 近年ヒマラヤでは、大型氷河の末端にできる氷河湖からの決壊洪水が大きな問題になっています。「これらの氷河湖はいつ頃からできたのか?」「拡大速度は温暖化で加速しているのか?」などについて研究を進めています。

アジア高山のアイスコア
 中低緯度のアイスコアの研究は、極域に比べると立ち後れています。「人の生活に近い地域の気候がどのように変化していたか?」を明らかにするために、ロシア・アルタイ山脈、キルギス・天山山脈などでアイスコア掘削をおこない、中央アジアにおける古気候の解明を進めています。

氷河を含む流域の河川流出特性
 「温暖化で氷河が無くなると水資源が枯渇する」などと言われますが、実際に氷河はどのような役割を担っているのでしょうか?観測とモデルを用いて氷河を含む流域の河川流量を再現し、氷河の役割について検討を進めています。

雪崩の連続体モデルの開発と平成なだれ大実験
 雪崩の運動モデルの開発をニューヨーク州立大と共同で実施しています。モデルの検証には、雪崩の発生から停止に至る完全なデータセットの取得が不可欠であるため、現在、「平成なだれ大実験」を企画中です。

雪氷複合災害の危険度評価
 豪雪地域で地震が発生した場合に予想される雪崩発生のメカニズム解明と、その危険度評価を目指して、ロシアの研究機関と共同で、鉱山での発破による野外実験、さらに大小の震動台を用いて積雪破壊特性を調べる室内実験を行っています。

日本の雪渓
 北アルプス立山の「はまぐり雪」雪渓にて、半世紀近く継続的に観測を続けています。最近の解析から、雪渓の融け方が、雪渓の大きさにコントロールされていることを明らかにしました。

南極の雪の安定同位体
 南極・ドームふじ基地採取した降雪や積雪の水の安定同位体分析から、氷床コアの解釈に重要となる表層付近での水安定同位体の変化の実態の解明を進めています。

地吹雪の広域自動観測による南極氷床の積雪再配分量の評価
 吹雪の自動計測システムの開発を行っています。これを南極に多数設置することで、現在の南極氷床の質量収支、さらには「地球温暖化に伴いどのくらい南極氷床は減少するか?」という疑問の解明にも貢献したいと考えています。